アフタートークコラムシン・ラジオ番組

5月16日 浅野真澄さんとともに「千の葉ライチ」へ

5月16日(木曜日)のお昼、「BAYFM シン・ラジオ~ヒューマニスタは、かく語りき」木曜日の月1レギュラー・浅野真澄さんとともに「千の葉ライチ」を訪れました。

浅野さんが「千葉の美味しい物を知りたい!」「食べに行きたい!」(意訳)と叫んだところ、「千の葉ライチ」と出会い、足を運ぶことに。
私もお誘いいただき、向かいました。

意外な案内人

場所は千葉市緑区。
緑区の名の通り、眼前に広がる畑、森、自然。
付近までたどり着き、お電話をかけたのですが

「郵便局の配達員さんがいますよね」
「あ、今その配達員さん、曲がりましたよね。その人に着いていってください!」

という、普段なかなか聞かない素敵なナビゲートで現場にたどり着きました。

希少な国産ライチ

日本で目にするライチは、ほとんどが加熱処理された輸入ライチ。
そして輸入ライチは水分や風味が損なわれるため、日本で新鮮な「生ライチ」と出会うことは難しいこと。
宮崎県で生産されているものの、関東でのライチ農家はほとんどいないため、新鮮な生ライチと出会う機会は希少です。

「千の葉ライチ」の松井さんご夫婦はもともと農業を営んでいたわけではありませんでした。
旦那さんが仕事で出張した台湾の朝市で「それまで味わったことのないライチ」と衝撃の出会い。
2021年の春に就農し、ライチとマンゴーを栽培されています。

「房総半島の南側ならまだしも、千葉市でライチにマンゴー?」
「そもそも、生ライチって食べたことないよな…」

そんなことを思いながら、ハウスへと足を踏み入れました。

「関東のライチ農家がほとんどいない」ということは「ノウハウがない」「あっても教えてもらえない」ということ。
おふたりが試行錯誤を重ねて発見したこと、実践していることをたくさんうかがいました

千の葉ライチ

収穫!そして実食!

説明を受けながら収穫。
「もしかしたらまだ早いかもしれません」さらに「どんな味か報告してほしい」とお願いされながら生ライチを実食させてもらいました。
厚い皮に爪をたて、大胆にむいてみるとあらわれたほぼ透明の果実!

収穫の時期は6~7月ごろの1カ月余りということで少し早めに味わうことになりましたが、それゆえ果実特有の圧がない、上品な味でした。
「種の付近の味が少し違う」というお楽しみも!
(浅野さんはひと口で食べていたので気づかなかったはず)
いただいたのは2粒ですが、食べ終えた後に他の果実以上の充実感があり、「値段」や「希少性」を頭から取り除いても「贅沢で上品」を感じることができました。

千の葉ライチをラジオ番組と重ねてみた。

ブランドフルーツ「千の葉ライチ」を完成させ、去年5月にネット販売を開始。
そして今年は直売所を開き、予約制で収穫体験も受け入れています。
マンゴーの栽培もおこない、さらに他の果実の研究も…。

大自然の中で、天候・気象の変化に気をつけながら、まだわからないこともあるライチ、さらにマンゴーも育てる。
日々の細かい変化をきちんと観察しながら、宣伝・販売・ブランディングについても考え、直売所で顧客との交流もはじめる。

松井さんご夫婦のやっていることから、ラジオ局・ラジオ番組と重なることをたくさん見出しました。

ライチとマンゴーが「番組」なら、松井さんはそれらがうまく喋る=育つように方向性を決め、遂行するディレクター。
それでいて「うまく喋る=育つ方法」や「うまくいかなかった時の方法、対策」を考え、筋書きを起こすアイデアマン=放送作家でもある。
日々、実際に手を動かす松井さんご夫婦はディレクターの決めた方向性、放送作家の書いた筋書きをもとに口を開くパーソナリティでもある。
さらに「ブランディング」と「経営」についても考え、次の手を打つ。
これはまさに番組全体を見渡すプロデューサーの視点。

これらを同時にやること、ふたりでやることは並大抵の事ではありません
眼前に広がる景色は緑豊かで心が和みましたが、
「常に何が起こるかわからない」
「うまくいくとうれしいし、予想外の事が起こると困惑」
といった、ラジオの現場と重なるようなことが展開していました。

鳥たちもジェネリックミュージックを聴いていた・・・

シン・ラジオ木曜日を聴いているという旦那さんから「genEric genEsisの特別番組、面白かったです!」と感想をいただきました。

「上空高くで鳴き続けるヒバリや、姿は見えないものの四方八方から鳴き声が聴こえるキジも、ジェネリックミュージックを聴いていたのか!」

地層に埋もれていきそうな音楽をサルベージするというgenEric genEsisの試みは、一見「千の葉ライチ」とは遠く感じますが、「参考例が身近にないチャレンジ」という共通点があります。

旦那さんの「面白かったです!」という一言はギャラクシー賞奨励賞に並ぶ喜びと驚きでした。

ヒバリやキジが教えてくれた「展開」

もうひとつの発見。
ヒバリやキジの鳴き声は心をおだやかにさせるものでしたが、「鳴き声に展開がない」ということに気づきました。
トークや音楽、ラジオ番組には「展開」があります。

ラジオの現場にいると「面白い話をしているか」「いい選曲ができているか」「メールやSNSの反応はあるか」というところに引っ張られますが、「展開できているか」という視点と感覚が必要なのでは?
という気づきもありました。

シン・ラジオ木曜日は、髭男爵・山田ルイ53世と私のおじさんふたりが、毎週似たようなテンションで、似たような話をしているように聴こえるかもしれません。
でも、確実に毎回「展開」している感触はあります。
4月からそこに月1で浅野真澄さんが加わりました。
野鳥番組に怪獣が加わったようなインパクトです。

作田つばささんの中継あり、中高生の出演コーナーあり、ビートルズの曲あり、千葉の素敵な情報あり、軽快なBGMに載せた交通情報あり…
展開し続けるおよそ3時間の生放送

ありがとうございました!

「千の葉ライチ」がおいしく育つ放送を今後もお届けします。
松井さん、素敵な時間と体験をありがとうございました。

シン・ラジオ -ヒューマニスタは、かく語りき-
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