お知らせ

「雑談はオトコを救う?!」アーカイブは6/21(金)まで!

6月7日(金曜日)ロフトプラスワンで行われた「雑談はオトコを救う?!」
アーカイブが見られるのは6月21日(金曜日)いっぱい

去年の2月から様々なタイプのトークイベントを開催してきましたが、これまでにないタイプのテーマだったので「集客」はもちろん、観た方の反応もどうなるか不安でした。

「依存症」と「男尊女卑社会」というキーワードから、男性の「しんどさ」の存在とその源を浮き彫りにし、少しでもその「しんどさ」から解放されるにはどうしたらいいのか、何ができるのかを語り合う…

トークの流れ

構成は、イベントタイトルからわいてくるであろう「男性はしんどくない」「女性のほうがしんどい」「たとえばどんなところがしんどいと?」という指摘・疑問の数々を、1つ1つ回答していく1時間強があり、
後半に「雑談」の効能を語って、終盤に質問タイムという流れでした。

この「最後の質問タイム」が思ったよりも伸び、最終的におよそ3時間のイベントになりました。
また、中盤に浅野真澄さんの夫で、漫画家の畑健二郎先生が登壇
浅野さんとの日常エピソードを聴きながら「ジェンダーと家事」についてうかがいました。
この時間が「笑いながら、考えも深まる」という良いクッションタイムとなり、後半~終盤の盛り上がりにつながりました。

で、結論は??

仕事場で
「で、結論はなんだったの?」
と聞かれました。
「自分のポストを読んで、このイベントの存在が頭にある」とまったく想像がつかなかった人からの質問だったので、驚き半分、喜び半分で受け止めました。
そして、その
「絶対的な正しさ、結論って、これ出ると思います?」
「そもそも”男がしんどい”っていう前提が伝わらない可能性もあるので、そこを丁寧に話しつつ、こういう前提があるから、しんどさから離れる手段としての”雑談”があるんじゃない?という話なんです。」
と返しました。

タイトルに込めた想い

「雑談はオトコを救う!」ではなく「雑談はオトコを救う?!」にしたのは「かもしれない…と思ってるんですけどどう思います?」の「?」と「救ったらいいのに!」の「!」という思いをこめました。

「雑談はオトコを救う!」のほうがキャッチーで、商業的、メディア的、波及しそうな提言なのですが、そこは言い切りたくなかった。
商業的、メディア的な言い切りをしたくなかった。
「それは逃げだよ」「自分で疑ってんじゃん」と言われようと「?!」としたかった。

「!」と言い切るのはかっこいい。
そしてラク。
どれだけ脆弱な論理で、相手の指摘を跳ね返すことができなくても、論点をそらして、何かをやっている立ち回ればヒーローになれる。
「同じことを思っていた!」「言ってくれた!」と思った人たちが補強してくれて、何もかも肥大・増大していく。

一方で「!」に押しつぶされる人たちがいる。
押しつぶされそうになるのを「!」で跳ね返す人がいる。
これがしんどいんです。
しんどいんだけど「それが生きるってことだろ」と言ってくる、迫ってくる人がいる。
しんどさの二乗
加えて「弱い者は去れ」と迫ってくる。
しんどさの三乗
まさに惨状
その人物は「自分が弱いものとなる可能性」をないものとしていたり、その可能性があることを知っているから、恐れて強がっていたりする。

「!」はストレスになる。
ストレスは何になるのか。

その答えと症例をこのイベントではたっぷり話しています。

来場した20代男性が「アーカイブも見直します!」と宣言して帰路につきました。

0か1か、白か黒か、正しいか誤りか。

これらの2択に「しんどさ」に対する正答はあるのか?

そんな意味も込めた「?」であり、
「『雑談』という提言で、せめて部分点はもらえますように!」
という願いをこめた「!」

ここまで「女性のしんどさ、辛さ」に触れてきませんでしたが、
女性のしんどさ、辛さの根っこが『しんどい男性』ということ、多くないですか?」
という話もしています。

アーカイブは6月21日(金曜日)まで

ひとりでも多くの人に観てもらいたいイベントになりました。
自信作です。
ぜひご覧ください。

雑談はオトコを救う?!
出演:浅野真澄 斉藤章佳 大村綾人 『男尊女卑依存症社会』の著者・斉藤章佳は提唱する。 「オトコを救うのは"雑談"である」 女性を踏みつけていることに無自覚なまま、男性優位社会を悠々と生きている男性もいれば「男らしさ」に適応できていない男性...
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